無盡藏

既刊

既刊

河井寬次郎記念館

河井寬次郎記念館編 水野克比古・水野秀比古/写真|B5判並製 136頁|2700円+税|制作:無盡藏パブリッシング、発売:京都新聞出版センター|2023(令和5)年10月23日初版|2024(令和6)年3月3日初版2刷|2025(令和7)年

河井寬次郎記念館編 水野克比古・水野秀比古/写真
B5判並製 136頁 2700円+税
制作:無盡藏パブリッシング
発売:京都新聞出版センター
2023(令和5)年10月23日初版
2024(令和6)年3月3日初版2刷
2025(令和7)年7月6日初版3刷

目次◉
はじめに
河井敏孝(河井寬次郎記念館館長)

刊行に寄せて
河井寬次郎と棟方志功 
石井頼子(棟方志功・孫、棟方志功研究家)

拝啓 紅葩先生
黒田悟一(黒田辰秋・孫、公立中学校教諭)

『民族造形研蒐点』に出会って
永田雅之(ギャラリー飛鳥主宰)

河井寬次郎翁との御縁
水野克比古(写真家)

写真と言葉
河井寬次郎記念館と河井寬次郎の言葉

河井寬次郎記念館 館内図

河井寬次郎・記念館略 年譜

河井寬次郎の言葉 釈文

おわりに
ー心よりの感謝を込めてー
鷺 珠江(河井寬次郎記念館 学芸員)

◉詳細
河井寬次郎記念館をWebサイトで検索すると、Kawai Kanjiro’s House という英文表記が出てきます。Memorial museum of Kawai Kanjiro ではありません。これが河井寬次郎記念館の特徴をよく表しています。その意味でも、この写真集の主人公は河井寬次郎本人ではなくて、あくまでも河井寬次郎記念館そのものなのです。
河井寬次郎記念館に行かれたことのある方はご存知の通りこの場所は、かつて河井寬次郎が作陶を始め、書や彫刻・金工などの創作活動をおこない、河井家の人たちが暮らしていたところでもあります。食住隣接という意味では京都の町家に近い造りですが、構造的には町家ではありません。寬次郎が図面を引き、安来の大工の棟梁でもあった兄・善三郎によって1937年(昭和12)京都五条坂に建てられました。寬次郎亡き後も、その家族たちによって守られ1973年(昭和48)に河井寬次郎記念館として開館し、2023年(令和5)開館50周年を迎えました。本書はそれを顕彰し、広報するために企画・制作しました。

写真は、水野克比古・秀比古さん。親子二代に渡り、京都の四季を美しい写真で遺されており、河井寬次郎記念館も隅々のディテールまで記録されています。記念館は被写体としても素晴らしい場所なのですが、水野氏の撮られた写真の素晴らしいところは寬次郎の気配まで写し撮られているところです。よく見ると写真の其処此処に寬次郎がいるのです。

またこの本では、寬次郎直筆の言葉も掲載しています。寬次郎は「すべてのものは自分の表現」「暮らしが仕事 仕事が暮らし」などの名言をたくさん遺しています。それらも写真と共に楽しんでいただけるよう工夫しました。
河井寬次郎記念館に行かれたことがある方は、そのディテールを。まだ行かれたことのない方は、寬次郎やその家族が暮らした風景を想像しながら、その美しい佇まいを楽しんでいただければと思います。