無盡藏とは
無盡藏とは、美術全般(古美術・現代美術・工芸・民藝など)を中心に、哲学・宗教・音楽などについて、皆さんと一緒に楽しみながら、それらについていろいろと考えていこうという主旨で立ち上げた会社です。
その中心には、代表社員である私が制作した書籍や雑誌などがありますが、それ以外にも多くの方に読んでいただきたい本(最近は岩波少年文庫なども良く読みます)や観ていただきたいモノ(文楽は究極のお人形劇です)、耳を傾けていただきたい言葉(鈴木大拙や柳宗悦などの偉大なる先人たちや、現役の素敵な大人たちの)などもご紹介していきたいと思い、Webサイトを立ち上げることにしました。
今の時代は便利です。AIやインターネットなどを使えばいろいろなモノや情報が比較的簡単に手に入ります。もちろん私もその恩恵に浴しているわけですが、ただ情報はあくまでも情報であり、何かの目的を達成する上での手掛かりに過ぎません。経済を考える上では一分一秒でも早く、効率的に目的を達成することも大切でしょう。でも、本当にそれだけでいいのでしょうか。
人生は自分の思い通りにならないことばかりです。でもこう考えてみるとどうでしょう。思い通りにならないのが当たり前で、人生においては普通のことだと。そう考えると腹の立つことも減ります。ほとんど参考になりませんが、私の人生などは失敗の連続です。だからこそ、時に上手く事が運んだ時の喜びは格別です。そして目の前のハードルを一所懸命飛び越えているうちに、気がつくと65歳を超えていました。少年老い易く学成り難し。という言葉が胸に滲みます。
ふと気がつくと何やらきな臭いことばかりが増えて、足元が揺らいでいます。この不安定な時代に、何を心の拠り処としたらいいのでしょうか。ある小説家の方は「なぜ本を読むのか?」という問いに対して、「正気を保つため」と応えておられました。誰かに指図されることなく自分の頭で考え抜いて行動できるようになりたいものです。このサイトではこんな考えの人もいるよ、こんな生き方をしている人もいるよということを、本というアナログですが愛すべき媒体を通じてお伝えできればと思っています。どうぞ気軽に遊びにいらしてください。