無盡藏

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BETWEEN表紙

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Between

HARUE TAKAMI |A4判変形並製 128頁|2800円+税|里文出版|2019(令和元)年6月26日初版 

HARUE TAKAMI
A4判変形並製 128頁 2800円+税
里文出版
2019(令和元)年6月26日初版

◉詳細
本書はスウェーデン在住の現代美術家・髙見晴惠さんの作品集です。髙見さんの作品はほとんどの場合、インスタレーションという形をとるので展示期間が終了すると影も形もなくなってしまいます。それ故、作家活動の初期はプロの写真家に依頼し、後半からは高見さん自身が展示風景をカメラを使って記録するようになりました。

インスタレーションに使う紙を切って折る。あるいは布を鋏で裁断するという作業の繰り返しが髙見さんのスウェーデンでの日常だといいます。作業に疲れるとカメラを持って散歩に出ます。そして家の周りから、川や森を抜けてその時の気候や気分によって毎日2〜3時間散歩し、そこで見た風景や景色をスナップするそうです。

だいぶ前のことでしたが、髙見さんから送られて来た湖の写真を見た時、その湖面の漣が髙見さんの作品に見えたことがありました。思いがけず彼女の作品そのものだと感じたのです。それがこの作品集のインスタレーション作品と風景写真を組み合わせるという表現コンセプトに繋がりました。タイトルの『Between』は、展示タイトルの一つでもありますが、光と影、生と死、自然と文明、太陽と月、存在と不在、過去と未来、始まりと終わり、静と動、見えるものと見えないもの、秩序と混沌、芸術と科学、心とモノ、天国と地獄、そして京都とスウェーデンという時間と空間というふたつの相対を超越する「間」にこそ、目に見えない真実があるという意味が込められています。それはまさにヘラクレイトスのいう「相反するところに最も美しい調和がある」ということなのでしょうか。