保科眞智子
A5判並製 182頁 2400円+税
光村推古書院
2021(令和3)年3月28日初版
◉目次
はじめに
保科眞智子(茶道家)
iinterview1
暮らしの真ん中にいつもある、それが「お茶」
千家職家・塗師 十三代中村宗哲さん
伝統を守る人、ストーリーを語る人/本物とは何か/心のカメラで/暮らしの中で楽しむお茶
interview2
言葉や心身の壁を乗り超える、「お茶」の力
MIHO MUSEUM館長 熊倉功夫さん
稽古とレッスンの違い/数寄のお茶、道のお茶/日本の若者たちへ/百年後を想う
nterview3
シルクロードの西と東をつなぐ、「お茶」の魅力
前駐日ヨルダン大使夫人 シーファ・ハダットさん
心にゆとりを取り戻す/「動」から「静」へ/その「おもてなし」は本物か/日本文化を好きになる/海の向こうで/「心の茶室」は、いつ、どこででも
interview4
道だから愉しくいこう、「禅」も「お茶」も
曹洞宗僧侶・曹洞宗国際センター前室長 藤田一照さん
お茶はなぜ「点てる」というのか/花を入れ、茶を点てる/感謝というスキルについて/肩書を外す
今こそ、暮らしにお茶を
保科眞智子
※肩書は全て出版当時のママ
◉詳細
京都に住んでいると、常の暮らしの中でもお茶に触れる機会が多いと感じます。18年前、引っ越したばかりの頃はご挨拶に伺うと、「まあ、お茶でもどうぞ」とお呼ばれし、お薄が出て来て驚いたこともよくありました。最近はお抹茶だけなくお煎茶、中国茶を始め、世界中のお茶が楽しめるのではないかと思うほど京都の街中でお茶を楽しむことができます。しかしそれは京都だけではなく、日本の彼方此方で見られる風景なのかもしれません。
著者の保科眞智子さんは裏千家のお茶人ですが、お茶を暮らしの中心に置いて、その愉しさをいろいろな形で伝えています。ある時は裏千家の教授として、宗眞の茶名で釜を掛けます。またある時は日本文化の継承と国際親善を目的に、茶の湯を通した文化活動を展開するために「茶蓮」というサロンを開きお茶の楽しみ方を伝えています。また帰国子女でもある保科さんは得意の英語を駆使して、外国の方にも茶の湯の心を伝えるために「英語でお茶を」というワークショップを開いたり、本も執筆しています。
本書では4人の先達へのインタビューを通じて、保科さんの茶の湯への想いや覚悟を伝えています。なぜお茶は「点てる」というのか。暮らしの中で、どのようにお茶を愉しむか。いろいろな問いとその答えが満載の一冊です。




